研究分野

精密機械工学,特にマイクロマシン関連のMEMS/NEMS加工技術と,バイオテクノロジーにかかわる分析・計測分野の融合領域が主たる研究フィールドです.精密加工技術を用いてバイオ系のセンサ・デバイスを作製する「機械→バイオ」という流れと,生化学反応などのバイオの仕組みをナノメカニズム創成技術として応用する「バイオ→機械」というように,研究アプローチに双方向性があります.また新しい試みとして,微生物駆動メカニズムなどにも挑戦しています.これらの研究で目指すところは,

  • バイオサイエンスや医療に役立つ解析・診断デバイスの開発,
  • バイオテクノロジーを用いた新たな加工・組立技術の創案,
  • 環境エネルギー創出用バイオマイクロメカニズムの開発

などで,新たな産業の基礎となるような新原理・技術の開拓に努めています.
また精密工学会ではOS(Organized Session)「精密工学のバイオ医療への応用」のオーガナイザーを務めており,この分野で研究発表を行っています.


現在の研究分野から

バイオ解析・医療デバイス関連分野

細胞の分化培養や信号伝達システムの解析に用いることが可能なMEMSデバイスの解析により組んでおり,再生医療とへの応用を目指しています.また,医師・臨床検査などの現場ニーズに基づいた支援デバイスの開発にも取り組み,医療への貢献を目標としています,
 


微生物駆動形メカニズム関連分野

階段の振動や下水の水流など,個々は小さいが集積すると使用可能なエネルギーに成り得るソース(源)が,環境エネルギーとして注目されています.また,ミドリムシにみられるように体内に蓄積される油分をジェット燃料に用いたり,葉緑体を用いて太陽電池を構成するなど,微生物も環境エネルギー源になりえることが分かってきました.一方,微生物の運動をエネルギー源として活用してみようという試みは,まだ少数です.そこで微生物の運動エネルギーを効率的に取り出すことが可能なマイクロメカニズムの開発に取り組んでいます.【アルテミア回転メカニズムの動画再生】

 

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